介護の必要性

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介護の必要性

10年ほど前、父の母、母に取ったらお姑さんが認知症を発症し亡くなったことをきっかけに母は、介護士の資格を取るため勉強を始めました。「私も一緒に取ろうか?今後のためにも」そう申し出た私に母は、「あんたはまだ取らなくていい。私ぐらいの歳になってから取るなら取り」そう言ったのです。その頃私は保育士として日々成長する子ども達とともに毎日仕事に奮闘していた時でした。母にとったらこれから成長していく子ども達と違い、これから後退していく高齢者の姿を成長に夢を抱き、喜びを感じている私に見せたくはなかったと言うのです。それは随分後にその母の真意を知ることになるのですが。

    母は、主婦の仕事をしながら学生のようにテキストと毎日向き合い、実習をこなしました。主婦業以外の張り合いが出ている反面初めて向き合う介護の大変さや実態を思い知り、心底疲れているようにも見えました。他人の介護だからと少し気が楽・・と思っていた母なのですが、関わっていく対象者が亡くなった姑や自分の母の姿と重なってしまうようでした。母の体験を聞き、これからの介護に不安にもなりまた、介護の必要性を感じた出来事でした。

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